インドネシアのたいていの店の前には、パーキルと呼ばれる駐車場係がいます。
店に出入りをする車やバイクを誘導するのが仕事で、車なら2,000ルピア(約20円)、バイクで1,000ルピア(約10円)のチップをもらっています。
駐車場係と言ってもお店が雇っている訳ではなく、ほとんどが勝手にやって来てお小遣い稼ぎをしているようです。




どこに行ってもこのパーキルがいるため、買い物や用事で車やバイクを止めるたびにチップを支払わないといけないため、この出費もばかにならないものなのです。
私のように女性でバイクに乗っている者からすれば、重いバイクを動かすのは一苦労なため、彼らの存在が助かることもあります。
帰り際にバイクを狭い駐車スペースから取り出してくれたり、日影がなくカンカン照りの駐車場ではシートが熱くならないように、段ボールをシートの上に置いて日よけにしてくれたり。
そして帰り際に「気を付けてね!」と一言添えてくれる、親切なパーキルも中にはいます。
そんな時はこちらも気分が良く、気持ちよくチップを支払えます。

ただ困ってしまうのが、何もせず帰り際に近寄って来てチップを催促してくるパーキル。
正直ムッとして、チップを払いたくないと思ってしまいます。
インドネシアならではの仕事、パーキル。
「チップを要求するならちゃんと仕事をして!」と心の中で文句を言っているのは、私だけではないはずです。


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