アーユルヴェーダは、インド大陸に古くから伝わる伝統的医学です。
アーユルは『命』、ヴェーダは『科学』という意味の言葉。
つまり『生命の科学』であるアーユルヴェーダは、単なる医学に収まらず、心身の調和のとれた健康的な生き方を提示してくれます。

インド大陸全体に、このアーユルヴェーダの思想は現代でも生きていますが、中でもケララは、多くのアーユルヴェーダの病院、クリニックや、アーユルヴェーダの製薬会社が集まっているところ。
ケララを訪れたなら、ぜひ、アーユルヴェーダのトリートメントを受けてみたいものです。

特に病気じゃないという人でも、アーユルヴェーダ的に、ドーシャが乱れていることも多々あります。
ドーシャとは、ヴァータ、ピッタ、カパという三つの性質で、このバランスが崩れることで、健康が損なわれると考えられています。
アーユルヴェーダのトリートメントでは、問診により、その人その人の体質に合わせて、ドーシャのバランスを整える施術やお薬の処方がなされます。




日本では、全身のオイルマッサージや額に油を垂らすシロダラが有名ですが、これらはリラクゼーションや美容のためだけでなく、本来は、ドーシャのバランスを整えるために行われる施術の一つなのです。
一年を通して、22〜32度程度の、常夏のケララ。
ヤシの木の茂るまったりとした雰囲気の中、アーユルヴェーダセンターで心身のリトリートをするのは、心と体にとって贅沢な休日となることでしょう。


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