インドネシアでは、レセハンで食事をするのが人気です。
レセハンという言葉はインドネシア語の辞書には載っていないのですが、ジャワ語からきた言葉のようで、地面にゴザを敷いて座って食べる所のことをそう呼んでいるようです。




わたしの住んでいるロンボク島では、地面ではなく東屋風の席にゴザを敷いて食べる所をレセハンと呼んでいます。
場所によっては池の上に東屋が建てられている場合も多く、そこで釣りができたりもするため、淡水魚を食べる場所というイメージが強いです。
実際にレセハンで用意されているメニューはセットメニューで、メインの料理は淡水魚のニラか鶏料理になります。
それにサテと呼ばれる焼き鳥風のものや卵焼き、魚のスープ、空心菜の料理など品数が多く、充分おなか一杯になります。
セットメニューで品数も多いのに値段が安いので、大家族やグループでの食事の際には重宝する場所なのです。




ちょっとしたパーティーが開ける広さの席を用意している店もあり、カラオケを楽しめたりもします。
レセハンは半屋外にあるため、風が心地よく通り抜けるので涼しく、仲間たちとの会話を弾みます。
ただもう雨期に入っているインドネシアは雨が降ることが多く、食事中に東屋の屋根から雨漏りがしてくることも。
そんな時も怒らず騒がず、余っているお皿を雨受けにして、そのまま食事を楽しむのがインドネシアスタイルなのです。


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