ネパールの緯度は日本で言えば、奄美大島と同じくらいの場所ですから、温暖な気候をイメージするかもしれませんが、冬は意外に冷え込みます。
首都カトマンズは標高1400メートルの高原で、しかも盆地。
意外と寒暖の差は激しいのです。

そして、12月から2月半ばくらいにかけて、ネパールには、朝もやの季節がやってきます。
ひどい時は、20m先の車も見えないくらい。深いもやのために、冬の時期は、国内線の遅延やキャンセルも多くなります。
もやが深いと、日差しが地面にまで届きません。
朝なのに、どこかぼんやりと薄暗く、ひどい時は11時、12時くらいまで日が差さず、冷え込みが厳しくなります。

タライエリアでは、1〜2月にかけて、10日間〜20日間も続けて、一日中もやがかかることがあります。
そうなると、タライエリア行きの国内線は連日全便キャンセルになり、気温はぐっと下り、寒さのせいで、人が亡くなることもあるくらいです。
畑の野菜にもこの状況は厳しく、せっかく植えても、寒さでダメになってしまうこともあるそうです。
暑いイメージのあるネパールですが、12〜2月にかけては、冬服が必要です。
朝晩は5度以下になることもあります。
ただし、昼間は20度近くまで気温が上がることも多いので、重ね着で温度調節できるようにしてくださいね。


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