バルセロナは地中海に面し、一年を通して温暖で比較的過ごしやすいとされていますが、やはり冬は寒いです。
スペインは暖かい国の印象を持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、北部や山岳地方では雪も降るし、バルセロナでもまれに雪が降る事もあります。

とはいえ、海に面したバルセロナでは市街地で積雪する事はまずなく、冬の最低気温は1℃程度と、氷点下になる事はほとんどありません。
バルセロナはスペインの中では湿度が高い都市として知られていますが、日本人にとっては空気はかなり乾燥しているように感じます。




ホテル等の宿泊施設では全館暖房なので快適に過ごす事が出来ると思います。
一般家庭でもかなり古い建物でもセントラルヒーティングのシステムが整っている所が多いです。
とはいえ、いつもすべての部屋に誰かがいるわけではないので、セントラルヒーティングは人がいない部屋まで温めるので、不経済です。




そのため、よく使われるのがガス暖房です。
日本で使われている灯油ファンヒーターや灯油のストーブの様な感じですが、使われる燃料が「ブタンガス」や「プロパンガス」です。
これらのガスは住居によっては調理やシャワー等の温水システムにも使われている所もあります。
ガスは代車に乗せられて、ブタネロと呼ばれる人が街角を売り歩いています。
ブタネロはガスを売る時にガスボンベを叩いて「カンカン」という音とたてているので、近くにいるとすぐに分ります。
冬になるとブタネロを呼び止めるのに、窓から「Hola」と声をかけて呼び止める声をよく聞く様になります。


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