中国と日本の政治問題から、「釣魚島」という単語は少し微妙な雰囲気を漂わせます。最近、中国の友人が食事に招待してくれたのですが、レストランの名前が「釣魚島」。ジョーダンにもほどがあると思いながら、招待を断れずに足を向けたのですが、その「釣魚島」の中では、釣りをしながら食事が出来るという、本当の意味の「釣魚」でした。

中国でも男性の釣り好きな方が多く、とくに四川省は海を知らないので、このような池の中で釣りをして楽しむようです。

一般の人は食卓席から釣りをし、少しお金がある人は、池にボートを出して釣りをします。釣った魚は重さで買い取り、その場で調理してもらうことが出来るのですが、川魚なので少し臭い味がします。

一日かけて食事やマージャン、そして釣りをしながらのんびり過ごすというこの贅沢な娯楽は、四川省独特の気質を表しているのかもしれません。四川省は、「慌てず、ゆっくりと、今日出来ないことは明日やればいい」というモットーがあります。日本とは随分違いますよね。

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