ワイルドハニーと呼ばれる飼育によらない蜂蜜は世界のあちこちで見られます。
このネパールのワイルドハニーは、その中でもかなり希少価値の高い幻の蜂蜜です。

ネパールのワイルドハニーは、標高2,000m以上の山岳地帯にのみ生息するというヒマラヤオオミツバチの巣から採取されます。
ヒマラヤオオミツバチは体長約2cmと大型で、山岳地帯の野生のランやシャクナゲの蜜を集めるといいます。
しかし、このヒマラヤオオミツバチが巣を作るのは、断崖絶壁のみ。
ネパールには、この断崖絶壁を命がけで登って蜂蜜を採取するハニーハンターと呼ばれる人々がいます。




蜂蜜の採取作業は、時には、30mもある崖で行われることもあり、ハニーハンターと呼ばれる人々は、縄ばしごとロープだけで、崖を登り、竹竿のようなものとカゴで、蜂の巣を採取するというまさに命がけの作業。
そうやって採取された蜂蜜は、純度も高く、薬効成分があるとして、ネパールでは、古くから貴重な蜂蜜として高く取引されてきました。
最近では、お土産物にも並ぶようになり、高級で特殊な蜂蜜としてお土産としても人気が高まっています。
ただし、普通の蜂蜜と違って食べ方には注意が必要です。
このワイルドハニーを扱っているお店のスタッフによると、かなり強い薬効があるため、大人でも1日に1匙のみしか服用しないようとのことでした。


Copyright(C) wowneta.jp