雪が豊富なスイスはウィンタースポーツが盛んで、子供達は小学校の授業でスキーが必須科目になっています。
スキーができない著者は冬が来るとちょっと淋しい気持ちで過ごしていたのですが、ラケットという道具に出会い、雪遊びを楽しんでいます。

これは英語でスノーシューズ(showshoes)、フランス語でラケッット(Raquettes)と呼ばれるもの。
靴というよりも板で、スノーブーツ、または普通の山歩き用の靴にこの板をはめこみ使用します。雪がたくさん積もっているところでも急な下り坂でもさくさくと歩けるのが快感です。

スポーツ用品店で1ペア1万5千円〜3万円くらいで売られています。
プラスチックでできた簡易な造りの板で500g程度と軽く、スキー道具よりかなり身軽です。
夏の山歩きとは違い、雪化粧された森を歩くのはとても神秘的。
音が雪に吸収されてとても静かです。
聞こえてくるのはラケットの足音だけ。
歩くごとにかかとの部分が器具から離れて持ち上がるのが、さくさく歩ける秘訣のようです。
1時間も歩くとかなりの運動になり、部屋に戻ると下着がびっしょりになっていました。
スキー場の近くのホテルやペンションでは貸し出しをしているところもあるので、ぜひ一度、ラケットを体験してみることをお勧めします。


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