日本では、工場で大量生産したものでないとなかなか安く買えないのに比べ、中国では手作業の料金が日本よりずっと安いのが特徴です。
せっかく中国にいる間に、オーダーメイドで色んなものを作ってもらうのも、楽しい経験です。

私は、布団カバーをオーダーメイドしてみました。
以前引っ越したばかりの時は慌てて出来合いのものを買ったのですが、今回は好みの布をじっくり選べました。
中国で布団カバーを買う場合は、掛け布団カバー1つ、シーツ1枚、枕カバー2つで「4件套(スージエンタオ)」というセットで買うことが多いです。
もちろん、それぞれ必要なものだけを単独で買うことも可能です。

街中には布団カバーを作ってくれる専門の店が多くあり、店に入ると色々な布が所狭しと壁じゅうにかかっています。
店の人が作業するためのミシンなども置いてあります。
布は厚さや素材に柄が様々ありますので、値段を聞きながら好きなものを選べます。
中国では同業者の店が何件も連なっている場合が多いので、気に入った布を見つけるまで何件も店を回ります。

値段は大抵1mいくらという売り方をする場合が多いです。
ダブルベッド「双人床(シュワンレンチュァン)」かシングルベッド「单人床(タンレンチュァン)」か、幅は何メートルかなどと聞かれます。
中国は幅1、5m「1米5」か1、8m「1米8」が多いですが、買いに行く前に測っておくと安心でしょう。

私の場合は自分の持っている布団を測って、ジャストフィットのものを作ってもらえました。
なかなかのお気に入りです。安い店で買ったので値段は160元(2,600円)でした。
ちなみに料金は前払いか、少なくともある程度払っておくのが普通かと思います。

店の人は、仕上がる日にちを短めに言うことも少なくないので、余裕を見ておいたほうがいいでしょう。
どうしても何日まで必要という場合は、かなり強調しておかないといけません。
また、何度も店に行って無駄足にならないよう、電話番号を聞いておくと便利でしょう。


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