イタリアの青の洞窟は日本人を含め世界中で有名ですが、実はマルタにも青の洞窟に匹敵する「青の洞門(ブルーグロット)」という観光名所があります。マルタの観光名所をインターネットで検索していた時にみた美しい画像と高い評価が決め手となり、公共バスを2回乗り継ぐこと約1時間かけて青の洞門を訪れました。






夏の観光シーズン直前だったことや市内から遠いこともあり、観光客はまばらですぐに船に乗車できました。バスで偶然一緒になった日本人観光客の一人がイタリアの青の洞窟に行った経験があり、マルタの青の洞門観光を終えた後に青の洞門の方が良かったと言っていたのが印象的でした。






風と潮で深く削られた岩場は複数の穴が空いており、光が入る正午の一番美しい時間には洞窟内まで光が差し込んで深いブルーが一筋の線になって浮かび上がり、洞窟の入り口は天国への門のように神々しく見えました。青の洞門は洞窟以外にも見所がいくつかあり、岩のアーチや浅い洞窟など30分ほどかけて堪能しました。






薄いロイヤルブルーからエメラルドグリーン、ディープブルーとさまざまな海の色を楽しめて、船頭さんも陽気でマルタ一押しの観光名所だと思います。

その後運良くイタリアの青の洞窟も訪れましたが、結論を言うと残念ながらあまりいい思い出にはなりませんでした。有名な観光地であり世界中から観光客が押し寄せるため、入るまでに筏が長蛇の列で並び(入り口は1つで非常に狭いため一筏ずつしか入れない)、炎天下ゆらゆら揺られて待たなければならず船酔いする人がちらほら。






苦労して入ったものの、5分程度で洞窟観光は終了。海には船員が吸うたばこの吸い殻が落ちており、帰りには高額なチップを要求されて(マルタでは支払う必要はありませんでしたし、要求もされませんでした)、要求された額より少ないと「チッ」と言われと、(私の場合はと強調しておきますが、)圧倒的に青の洞門に軍配上がりました。マルタを訪れたらぜひ足を運んでくださいね!!波止場の猫たちも可愛いですよ。


Copyright(C) wowneta.jp