9月5日は「ガネーシャ・チャトゥルティー」ヒンドゥ教の神様ガネーシャの誕生日です。

デリーでも祝われていますが、本場は西インドです。特にムンバイで信仰が盛んです。

ガネーシャはヒンドゥ教3トップのひとりシヴァの長男で、頭がゾウ、体が人間の獣頭人体の神様です。傷害を取り除き、商売繁盛させる神様なのでお店や商店には必ずと言っていいほどガネーシャの像があります。

ガネーシャの眷属(従者)がネズミで、彼はネズミに乗ってやってくるとされているため、ネズミは神様のお使いとして大切にされています。よって、ネズミを捕まえて食べてしまう猫はヒンドゥ教徒にはあまり好かれていないのが現状です(対してイスラム教徒は猫が大好き)。

さてこの、”ガネーシャ・チャトゥルティー”では大きなハリボテのガネーシャ像を作り、爆音のプージャ(お祈り)とごちそう(ガネーシャは大食漢)で祝われます。

充分にもてなした後、ガネーシャ像は輿に乗せられ河へ向かいます。そしてそのまま河へドボンと流します。

傷害や災いを吸い取ったガネーシャが河に流されることによってその「ケガレ」が浄化されると考えられています。なお、近年は環境にも優しい「溶けてなくなる素材」を使ったハリボテが主流だそうです。


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