ケベック橋完成100周年のイベントに参加したことで、ちょっとケベック橋の歴史を知ることができたました。

ケベック橋は1917年に完成しましたが、この橋ができるまではケベックと対岸の町レヴィトの間は船で渡るか、冬場は凍った川の上を歩いて渡るかしか方法がなかったそうです。
橋は1903年に最初の工事が始まりました。しかし4年後の1907年、工事中に橋が崩壊してしまいます。この時の事故では76名の犠牲者が出たそうです。

その後1913年に工事が再開されますが、今度は1916年、橋の中央部を持ち上げる段階でこの持ち上げようとした中央部が落下、またしても13名の犠牲者を出してしまいます。数々の悲劇を経て、1917年にやっと完成しました。

ところで驚いたことに、第二回目の橋の工事の際にはいろいろな国からエンジニアが応援に駆けつけたそうですが、日本からも200名のエンジニアがケベックに来て工事をお手伝いしたそうですよ!

見た目だけでなんだか素敵だなぁと思っていたケベック橋、悲劇的な歴史と、200人もの日本人が建設に関わっていたことを知って、なんだかさらに愛着が湧いた気がします。



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