今や、ネパールにも使い捨て文化はどんどん侵入してきていて、使い捨てのコーヒー用のカップや、紙皿が売られるようになりました。
でも、そんなものが入ってくる以前から、ネパールには、紙皿よりもずっとエコな使い捨て皿があったのです。
それが、この葉っぱのお皿。
葉っぱを数枚つなぎ合わせ、竹を細く裂いた竹串で継ぎ合わせていきます。
小さなおつまみ用のサイズから大きなメインディッシュサイズまで大きさは色々です。




お祭りや人生の節目のお祝いがやたらと多いネパールでは、その度に、大勢の人を呼んでお振る舞いをします。
呼ぶ人数は、100人、200人も当たり前。
とても、家にあるお皿だけでは足りません。
そんな時に活躍するのが、使い捨ての葉っぱのお皿。
お振る舞いの日の前には、家の女性陣が総出で朝から晩までこのお皿を作ることもあります。
そして使い終わったら、家の裏の家畜の糞を貯めておく大きな穴にぽ〜いと放り込みます。
時間が経ったら自然に肥料になっているというわけ。

なんというエコなリサイクル。
実は、ネパールは、エコ先進国なののかもしれません。
村では、今でも、この葉っぱのお皿は現役で活躍中。
カトマンズでもアサン市場に行けば、葉っぱのお皿にお目にかかれると思います。


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