2010年2月。バンクーバーオリンピックが開催されました。
浅田真央さんが銀メダル、高橋大輔さんが銅メダルをとった姿は、まだ記憶に新しいパフォーマンスです。
さて、そのバンクーバーオリンピックの開会式ですが、なんと、3時間超という長時間で行われました。
聖火台は、氷柱をイメージした4本の柱で組まれていました。4本の柱にそれぞれ聖火を灯すところがあり、点火は史上初の4人による同時点火でした。

しかし ここでトラブル発生。

なんと、1本の聖火台に火がつかなかったのです。火がつかなかったアンカーの一人は、突然のトラブルにうろたえうることなく堂々と トーチを掲げた逸話は、バンクーバーでもちょっとしたヒーロー伝説になったほどです。

その聖火台はいま、どこにあるのでしょうか。
ダウンタウンのカナダプレイスの隣に面する、海沿いの広場にキラキラと美しく存在しています。
まるで、いまにも溶けそうな氷のようです。
すぐ隣にはビールを醸造しているレストランもあり、テラス席では、海と聖火台の両方を見ながら、お食事を楽しむ人がたくさんいます。
バンクーバーのど真ん中にある聖火台、とても美しく平和を祈っているかのように、静かにバンクーバーの街を、人を、歴史を見守ってくれています。


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