イギリスのベーカリーに必ずある「パスティ」は、イギリスの南西端に位置するコーンウォールが発祥の地であることから、「コーニッシュ・パイ」や「コーニッシュ・パスティ」とも呼ばれています。
なお、伝統的なコーニッシュ・パスティはの中身は、牛肉とジャガイモ、玉ねぎが入っているほか、ベーコンやチキン、その他の野菜など様々なフィリングのパスティが販売されています。

また、パイとは異なり、見た目は半円形で縁には特徴的なデザインが施されているのがコーニッシュ・パスティの特徴でもあります。
これは、昔コーンウォールではスズの鉱山があり、そこで働いていたスズ鉱員たちが坑内へ持ち込むランチとして作られたことがはじまりとされています。鉱員たちが汚れた手で縁を掴み、縁以外の部分を食べ、汚れた縁部分は捨てていたといわれており、こういった背景から今も続く伝統的なコーニッシュ・パスティの特徴的な形が生まれたのです!

コーンウォールで誕生したコーニッシュ・パスティは、現在ではイギリス国内で簡単に手に入れることができますが、やっぱり発祥の地で食べるコーニッシュ・パスティの美味しさは一際です。
ぜひ、コーンウォールへお出掛けの際は、召し上がってみてはいかがでしょうか?


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