お金を祝儀袋に入れて結婚式場で渡す習慣の日本とは違い、アメリカではプレゼントを渡す習慣があります。その名もブライダルシャワー! 花嫁が結婚生活に必要なものを、アマゾンや家庭用品店やデパートなどで登録し、そのリストを見て親族や友人が購入し、ブライダルシャワー当日のホームパーティーで渡すというもの。
シャワーとはその名の通り、プレゼントをシャワーのように浴びることに由来します。
シャワーの習慣は昔からありますが、インターネットが発達した今、オンラインですぐにシャワーの登録リストが見られるようになっています(登録リストのあるお店のHPで本人たちの名前を検索すると、すぐに出てきます)。

アメリカのシャワーはこれだけではありません! もうすぐ赤ちゃんが生まれそうな夫婦のために、これから必要なベイビーグッズをプレゼントするベイビーシャワーもあります。
たいてい予定日の一か月前くらいにパーティーが開かれます。
贈るものはさまざま。ベビーカーやベビーバスなどの大きいものをはじめ、小さなおもちゃや洋服など、いろんなものが贈られます。おむつを重ねたダイパーケーキ(おむつケーキ)も人気のアイテムのひとつ。シャワーで必要なものがほぼ揃ってしまいます。






シャワーではパーティーフードやゲームも楽しみの一つ。会場となるホームは、生まれてくる赤ちゃんの性別でテーマカラーが決まります。
今回私がお邪魔したベイビーシャワーの赤ちゃんは男の子! 部屋全体のデコレーションがブルーで統一されていました。そしてお楽しみのゲームも! 妊婦さんのお腹のサイズを推測するゲームは子供たちも参加できる楽しいゲームです。
そして、こちらは男の人限定のゲームでしたが、ふくらました風船を洋服の中に入れて靴ひもを結び、さらにほ乳瓶に入った飲み物(アルコール入りでした…)を1番に飲み干した人が勝ちというゲームも! ほ乳瓶はかなり飲みづらく、臨月のようなお腹で靴ひもを結ぶのはかなりつらかったそうです。妊婦の気持ちがよくわかるゲームですね。

プレゼントに囲まれて新しい門出をみんなでお祝いするシャワーは、本人たちもほしいものがもらえ、みんなで楽しいひと時を過ごせる一石二鳥のアメリカのカルチャーです。


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