スペイン南部のアンダルシア地方は中東が近いので、モロッコやアラブ地域から多くの人々が入植しています。そのアラブ人が始めて定着してきたのがケバブ料理です。店頭でオーダーしてすぐ目の前で作られて、持ち帰るのにも便利なので人気があります。

ドナーケバブといって長い垂直の串に、味付けした肉を上から刺していって積層した後に回転させながら焼いていきます。インドのナンとよく似た、薄く焼かれたパンの上に串から切り取られた肉片と、いろいろな野菜をまぜてその上からヨーグルトのサルサや、スパイスソースをかけて巻いたものを焼き上げて食べます。一つのドナーケバブが3~4€とお手頃な値段になっています。






日本でも都市部では最近ケバブ店が増えているようですが、こちらでフェリアの時には、スペイン料理でなくてもドナーケバブは欠かせなくなっています。何より値段の安さと簡単に食べられることが人気で、いくつもの店が出て味と売れ行きを競っています。




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