暦の上ではもう春ですが、中西部はまだまだ冬のど真ん中。
2月から3月までの雪シーズン、4月にもう一度雪を見てから、ようやく短い春を迎えます。

この時期、頻繁に目にし、耳にするのが、『Winter Weather Advisory』です。
いわゆる冬季独特の気象に対しての注意報で、翌日にかけて大雪が降りそうな場合などに多く発令されます。
この冬季気象注意報をさらに発展させて、わかり易くしているものが、中西部のオハイオ州で使用されている『Snow Emergency Level』というものです。
レベル1から3に分けられたこの警報は、積雪時のわかり易いガイドラインとしても有名です。




このSnow Emergency Levelで、積雪が2~4インチ(約5~10センチ)のレベル1では、気を付けてね、と注意を促す程度。
それが進んで、積雪4~8インチ(約10センチ~20センチ)になると、学校関連はほとんど休校となり、公共施設や一部の会社などでも閉まるところが多くなります。
そして、積雪8インチ(約20センチ以上)のレベル3になると、一般道は警察や消防、救急車などの緊急車両のみ通行可となるため、一般家庭の人々は、レベル3解除まで家に閉じ込められることになります。
学校や外出先名で万が一レベル3の警報が出た場合は、レベル2に格下げされるまで、自宅に戻ることすら禁止されています。

雪には慣れている中西部なので、大きな積雪があってたとしても日常生活の麻痺はそう長くは続きませんが、万が一を考えた備えを、日ごろから心掛けるようにしておくのは大切です。


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