お正月のスタイルは国によって違うものの、みなにとって楽しみの行事には変わりがありませんよね。中国のお正月にも、いろいろな準備が必要です。

まずは、何といっても玄関や部屋に飾る装飾。これらの装飾は日本でも見ることがあるので、ご存じの方も多いのではないでしょうか?今年は猿年。干支の猿にちなんだ装飾やぬいぐるみなどが、デパートなどで多く売られています。

また、中国に欠かすことができない装飾として、玄関などに飾る真っ赤な張り紙。「一年が幸福でありますように」という願いと、「悪霊退散」という意味の文字が左右に張られます。さらに、「お金がたまりますように」といった、文字を見かけることもしばしば…。それぞれの家庭が、それぞれの思いを持って、玄関にこれらの真っ赤な紙を貼ります。






更に、部屋の中にも「家庭が平和であるように」という願いを込めた「結び飾り」が沢山置かれることもあります。これらはすべて、デパートや路上で購入することができるので、中国人以外の観光客も、興味津津に購入していく方が多いとか…。

毎年大みそか近くになると、デパートや路上の売り場は真っ赤に染まります。このような光景も中国ならではのものだと、私の毎年の楽しみになっています。

更に、デパートや市場な度でも、食糧売り場は大賑わい。「食」を重視する中国人にとって、お正月になくてはならないのは「お肉」。






牛肉、豚肉、羊肉、鶏肉と揃った上に、ソーセージ、燻製などなども準備しています。また、お肉もパック入りではなく、解体したばかりの新鮮なお肉がぶら下げてあり、それを量り売りで購入するスタイルです。最初は戸惑いますが、慣れれば新鮮なお肉を美味しくいただくことができます。

家族や親せきの多い中国人にとって、これらお正月の準備は、久しぶりに再会する家族との楽しみの時間へつながっています。


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