米粉やココナッツ、バナナやパンダンの葉から作られる、昔懐かしいお味のインドネシアのお菓子たち。
朝市に出かけると、必ず購入するのがこれらのローカル菓子です。
温かいジャスミンティーにも、ブラックコーヒーにもぴったりな優しいお味のお菓子は、ついつい食べ過ぎてしまうほど。

ところで、いつも筆者がお菓子を買うお店のおばあちゃんが、「いまの子供たちの味覚は昔とは違うから。」と、ちょっと悲しくなるようなお話をしてくれました。
確かに、手作りのローカル菓子よりも、スナック菓子やチョコレートのほうが、いまの子供たちにとっては美味しく感じるのかも知れません。




また、朝市でもカップケーキやマフィンもどきのお菓子を売りに来ている人もいます。
街中には、ローカルのパン屋兼ケーキ屋もいたるところにあります。
十年前よりも、外国のものや、洋風のものにも、庶民の手が届きやすくなりました。
ローカルの値段でも、それなりのお味のパンもありますし、ロールケーキだって、美味しいと思うものもがあります。

しかし、インドネシア人向けのケーキは、なぜか着色料てんこ盛り状態のものが多い、というのがいまのところの正直な感想です。
味は、あっさりしていて悪くはないのですが、なにぶん色味が超カラフル。某パン屋で売っている、虹色ケーキが筆者は大好きなのですが、いつも虹色ケーキを食べながら、着色料の有害さについて思いを馳せている次第です。


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