エクアドルでアマゾンのジャングルツアーに参加する前に、私は街で売られている虫除けスプレーの中で一番強力な物を買いました。
どれぐらい強いかというと、塗っていたマニキュアが取れてしまうほどです。
皮膚には良くないと分かっていても塗らずにはいられないほど、ジャングルの蚊は最強です。刺されてから1ヶ月以上痒みが続いた事もありました。

なので、私はジャングルの中では念入りに念入りに虫除けスプレーを塗ってたのですが、ジャングル出身のガイドや住人たちは、虫除けスプレーを使わなくてもほとんど蚊に刺されないのです。

原住民の人たちはこんなに露出してても平気です。

なぜ、平気なのかガイドに聞いてみると「蚊は観光客の血が大好きだから、あなた達といると蚊にさされない。刺されても痒みが長く続かない」と言っていました。

そしてもう一つ不思議に思ったのは、あまり教育が行き届いていないジャングルで、ジャングル出身のガイドたちがとても上手に英語を話すことでした。
どこで英語を習ったのかと聞くと皆一様に「特に学校で英語を勉強したことはない」と言うのです。
ガイドたちは皆、独学で勉強をしてガイドの仕事をしていくうちに観光客たちからも英語を学ぶそうです。

貧困の差が激しいエクアドルのさらに貧しいと言われるジャングルで英語が話せるという事は大きな収入につながるからこそ、彼らは貪欲に英語を吸収していくのでしょう。


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