スペインには季節の特別のお祭りのときにしか食べられないお菓子があります。
お祭りが終わるともう店頭からは姿を消してしまう時節がらのスイーツを2品ご紹介します。

こちらは3月最終週から4月にかけてキリストの復活を祝う祭り聖週間/セマナサンタのときに食べるTorrijasトリハスというお菓子です。
スライスしたパンをオレンジの皮やシナモンで香りつけされた牛乳に砂糖を加え、溶き卵につけてから油で揚げます。
フレンチトーストのフライバージョンです。
出来上がりにさらに砂糖をまぶしたり、甘いシロップに浸したりで甘いもの好きにはたまらないお菓子です。




こちらはスペインの2度目のクリスマス1月6日に行われる「Reyes Magos」キリスト生誕を祝って東方から3人の王が祝福にエルサレムを訪れたことにちなんでのお祭りで、いくつもの台車に子供たちが乗ってキャンディーを投げながらパレードしていきます。
大きなドーナツ型をしたケーキの中は生クリームがたっぷり、中に小さな陶器の王様が入っていて切り分けたケーキに、その王様が入っていたら幸運と言われています。

その時期にしか食べられませんので、ぜひ旅行で訪れることがあれば食べてみて下さい。


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