日本でも昔からある「べっ甲アメ」ですが、ここ中国でも子供たちの人気アメの一つになっています。観光客が訪れる観光地や、「古镇」(グーゼン)と呼ばれる昔ながらの中国を再現した街には、必ずと言っていいほど「べっ甲アメ」のお店が出ています。

中国のアメの売り方はとても興味深く、おみくじ形式になっています。ルーレットを回して、その矢印が指した先の絵柄の「べっ甲アメ」をもらうことができるのです。1回の値段は10元。日本円にして90円ほどです。

鳥や虫、チョウなどの絵柄も子供たちには人気ですが、何といっても一番人気は「龍」。中国を象徴する動物だけあって、「龍」が当たれば子供たちは大喜びです。もちろん、「龍」の「べっ甲アメ」はひときわ大きく、たくさんの量を食べることができます。

アメ職人が当たった絵柄を見ながら、1分もたたないうちにスラスラと絵柄を書き上げ、手渡してくれます。そして、作りたての「べっ甲アメ」をその場でいただくことができます。

最近は外国からの観光客にもこの「おみくじアメ」は人気で、「古镇」を歩いていると「べっ甲アメ」の食べ歩きをしている外国人観光客を見かけることが多くなりました。

たまに「龍」を持っている外国人観光客がいると、子供たちの視線はもちろんその「龍」に集まっています。

カンタンな遊びですが、大人もついついはまってしまう「おもくじアメ」。機会があれば、一度はトライしてみてくださいね。


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