食用といえどカエルはカエル。そんなことを考えるのは日本人ならではの思考なのでしょうか。タイの人達にカエルを食べたことがあるかと聞いてみると、みんな食べたことある、美味しいよねといいます。

美味しくないと答えた人は出会ったことがありません。日本人をだますためなのか、わたしは懐疑心でいっぱいでしたし、自ら食べてみようという思いにはなかなかならずに時は流れました。

そんな会話をしたことも忘れていたころ、ご飯屋さんで夕食を食べようということになり、ガラスケースの中に並べられた美味しそうなタイ料理を選ぶことになりました。

わたしは2品えらんでご飯の上にかけてもらったのですが、その一品鶏肉のタイ料理と思っていたものが、肉の食感と骨の感じが今まで食べたものとなにかが違うのです。骨がもともとちいさくてこじんまりしている、鶏肉のようだけどさらなる弾力が、、

恐る恐る聞いてみると、店の人はあっさり“ゴップ(カエル)だよ”と言い放ったのです。私はしばしの放心状態、選ばずとしてカエルを食べてしまったというわけです。でも思っていた以上に鶏肉に近く味付けが濃ければ食べられるなぁと感じたのでした。

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