ニームはフランスでありながら、イタリアのローマにある古代遺跡のような遺跡群があったり、フランスには珍しく闘牛場があったりと、独特の文化を育んできた街の一つです。






2000年前ローマ時代に作られた闘技場が現存しており、今でも闘牛場として使用されています。闘技場の規模としては中規模とされていますが、その保存状態の良さは世界一と言われています。闘牛イベントは定期的に行われており、チケットは闘技場近くにある専用のチケットショップで当日購入できますが、人気のマタドール(牛と戦う人)はチケットが売り切れてしまうことがあります。
その他、オペラやコンサートなどの会場としても使用されているようです。






闘牛イベントに参加したのですが、夕方から開催で、会場はほぼ満席でした。
一番後ろの席は、ベンチ席で各席の仕切りや席番号がないので、いい席を確保したい場合は早めに会場へ行くとよいでしょう。






マタドールが入場すると、会場のボルテージは最高潮に。そして、マタドールが舞台を駆け回り、見事に仕留めた時は、会場が揺れるほどの歓声でした。歴史的な儀式とはいえ、血しぶきがはっきりと見えますので、十分に心して参加したほうがよいかもしれません。闘牛の本拠地であるスペインでは、倫理的な問題から徐々に闘牛イベントが廃止されており、ニームでも闘牛にたいして反対勢力もあるため、近い将来廃止されるかもしれません。


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