バルセロナ空港では時々、大きなピザの箱の様な物をいくつも重ねて持っている人を見かけます。
彼らはマヨルカ島からお土産にエンサイマーダを買って来ているのです。

エンサイマーダはマヨルカ島の伝統的な菓子パンで、渦巻き型をしています。
薄く延ばしたパン生地にラードを塗り、くるくると棒状にまとめた物を渦巻き状に蒔いて焼いた物で、焼き上がりはカタツムリの様な渦巻き型をしています。




粉砂糖をかけた物が一般的ですが、クリームや「天使の髪の毛」と呼ばれる素麺カボチャのジャムが入った物もあります。

マヨルカ島はバルセロナから飛行機で1時間弱。
バルセロナのとても近くにある為か、このエンサイマーダはバルセロナのパン屋さんでもよく販売されています。
お店によって味は様々ですが、ベーシックな粉砂糖がけはほとんどのお店が置いている様です。




ラードを使っているので見た目より高カロリーかもしれませんが、日本ではなかなか目にする事ができないと思うので、マヨルカ島まで足を伸ばす事ができない方は、バルセロナで食べてみてはいかがでしょうか。


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