マンハッタンの夏は世界中から観光客が引っ切りなしに訪れ、いつにもましてにぎやかです。そんなマンハッタンの喧騒からちょっと離れて、荘厳な中世の修道院の雰囲気を味わえるスポットをご紹介します。

それが「クロイスターズ美術館」!

この美術館はマンハッタンの中心地から少し離れた、ハドソン川沿いのワシントン・ハイツと呼ばれるエリアにあります。「クロイスター」とは回廊のこと。20世紀初めにフランスの修道院から5つの回廊が移設され、美術館全体が中世の修道院を模して建てられました。これらの回廊を通って各展示を見学できるようになっています。

展示物は12~15世紀の中世美術品が多く、三人の聖女像やユニコーン狩りのタペストリーが有名です。

この美術館が面白いのは、中庭が設けられていて、そこには中世に実際に栽培されていた植物やハーブ類が植えられているところです。珍しいハーブもあり、中世の生きた人たちの暮らしぶりも少しのぞけます。ちょうどマンハッタンのビル街が見えないような場所に建っているので、回廊を通って庭に出るとまるで中世にタイムスリップしたような気分になります!






建物の雰囲気がそうさせるのか、子供の見学者が少ないからか、夏に行っても比較的静かで、どっぷりと中世の雰囲気に浸ることができます。また、美術館の隣には公園もあり緑が多いエリアなので、避暑にもぴったり!?

ここはメトロポリタン美術館と同じように入場料は寄付になっているので、自分たちの滞在時間に合わせて払っても大丈夫です(推薦寄付金は大人25ドル(約2550円)となっています。2016年7月現在)。

暑い夏にお勧めのクロイスターズ美術館、ぜひ足を運んでみてください!

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