ケベック国立美術館の新館パビリオンオープンと共に、4つのパビリオンからなる美術館全館が無料開放されたので全てのパビリオンを回ってきたのですが、中でも印象的だったのが、Pavillon Charles-Baillairgéという名前のパビリオンです。

この建物なんと、1867年に建てられ、1世紀の間にわたって刑務所として使用されていた建物なんです。1991年に改装されて、ケベック国立美術館の一角として使用されるようになりました。






現在はモダンアート棟として使用されていますが、外観もとても重厚な建物ですし、建物の内部も、中央の吹き抜け部分に刑務所だった当時の名残を感じます。
さらに2階には、独房も当時のまま残されていて、中に入ってみることもできるのですが、中に入ってみると想像以上に狭く、ここで長い刑期を過ごした人々のことを考えると暗い気持ちになりました。






教会だった建物が改装されて他の用途に使われるということはとても多いここケベックですが、さすがに元刑務所だった建物に入れる機会は多くありません。
貴重な体験でした。

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