30℃を越える日も出てきた6月末、ブルゴーニュの新聞の求人欄にぶどう収穫の季節労働の求人が目立ってきました。
ぶどう収穫は南部から始まるわけですが、ブルゴーニュのぶどう畑は南北に長く伸びている為、収穫の季節労働でまとまった収入を狙う人は、この地方を有効に北上する最終調整に入るところでしょう。




 そんな収穫の季節を前に、ブルゴーニュワインを体感、学べる施設が3か所、遂に完成しました。
「シテ・デ・クリマ・エ・ヴァン・ド・ブルゴーニュ」 Cité des Climats et vins de Bourgogne」です。ブルゴーニュのぶどう畑のクリマが2015年、ユネスコの世界遺産に登録されてからシャブリ、マコン、そしてボーヌの3か所に施設が建設されたのです。

 3つの施設中最後にオープンしたボーヌの施設の外観は、ぶどうのつるをイメージしたデザイン。
館内はいくつものブースに別れて映像や音声でブルゴーニュのぶどう畑やワインが学べる空間、テイスティングコーナー、そしてイベントスペース等があり、上の階には眺めの良いシックなバーも。
最上階に上がると遠くにぶどう畑の風景が。




 子供向けからワイン愛好家の大人向けまで対象を分けたアトリエ等も早速始まっており、夏休み、観光客の来館が待たれます。
 さて入口のスペースを見ると、コルク栓がかごに入って置かれています。
これは来館記念にコルク栓を1つ取り、名前を書いて隣の樽の中に入れていってください、というものです。
旅のちょっとした思い出になりそうですね。


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