数年前からフランスのカフェやバーで、「ブランチ」(Brunch)の文字がかなり多くみられるようになっています。
これまで地方のカフェやバーの多くは日曜日は休業日でした。
ですが多様な可能性を見出す目的でしょう、料理を手配してメニュー限定やビュッフェスタイルで家族のお出かけ、仲間の集い、そして観光客などを迎えるようになったのです。
 そして国内に多数あり、個性豊かな外観が楽しめるマルシェ用の屋根付きの建物も、マルシェの無い日の有効利用の策は常に模索中でしょう。

 ここブルゴーニュのディジョンでは、観光シーズン中に開催する日曜の「ブランチ」イベントがかなり定着してきました。
日曜の昼は休業しているレストランが多い為、そんな街のシェフとコラボして様々なコンセプトのブランチを提供するのです。




 この日の「ブランチ」イベントは生演奏付き。
気取らない雰囲気で天気に左右されず、天井も高く広々としたスペースで食べるのは特別な体験ですね。
 観光客のみならず地元民にとっても、休日の食事でそれぞれのシェフのこだわりが詰まったブルゴーニュのガストロノミーや、新鮮な地元産のチーズやシャルキュトリ(ハムやソーセージ、パテ)等の魅力をあらためて感じられる機会になることでしょう。

 そして閉館後の美術館ならぬ、市(いち)のない日のマルシェの雰囲気は一味違う?。
 予約はインターネット上でできますが、当日も空きがあれば参加可能です。


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