メキシコ屋台でよく見かけるお肉が干した肉「セシーナ」です。
元々はスペイン発祥のものですが、ただ干しただけでなく、塩やレモンなどを混ぜ込んで干します。
そのため長期保存ができることから、屋台などの定番肉料理となりました。
電力が不安定な時代を乗り切った料理であり、メキシコ人の知恵がしみ込んでいます。

セシーナは食べるときにしっかりと両面を焼くことがポイントです。
また、辛すぎるものもあるので水を付けてやや塩分を抜いてから調理するものもあります。
屋台で食べても、レストランで食べても美味しく、セシーナの作り方で店ごとの特徴があります。
干し肉というとビーフジャーキーのようなものをイメージするかもしれませんが、そこまで堅くはありません。

タコスの皮で干し肉を挟んでちぎり、そこのサルサソースを乗せて食べることができるようになったらメキシコ人と同等です。
一見するとすごく薄いステーキのようなものなので初めて見た人はおどろくかもしれませんが、メキシコ文化を象徴する食材です。


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