中国外交部、「世界的な大指揮者」小澤征爾氏に哀悼の意＝中国報道

中国・外交部（外務省）の毛寧（もう・ねい）報道官が19日に開かれた定例記者会見で、日本人指揮者の小澤征爾氏が死去したことに対し、哀悼の意を表した。

毛報道官は小澤氏について、「世界的な大指揮者として名声を博した。中国との縁が深く、中国人民にもよく知られていた。小澤氏は中国で生まれ、幼少期を中国で過ごした。中日の人文交流に熱心で何度も中国で公演を行い、実際の行動で中日の友好活動に積極的に貢献した」と説明した。

また、「小澤氏の死去に哀悼の意を表する」とし、中国音楽家協会と在日中国大使館が小澤氏の遺族に弔電を送ったことを明かした。

これと共に、「両国の有識者と多くの民衆が、中日関係の発展に引き続き関心を持ち、支持し、中日友好の楽章を共に奏でることを期待する」と話した。