英語とひとくちに言っても、国や地域によってさまざまな言い回しや表現、発音などがあります。

どこの国にも訛りはありますが、アイルランドの英語は、アメリカ英語をベースとして勉強してきた日本人にとっては非常に聞き取りにくい英語のひとつと言えるかもしれません。

まず、挨拶から違います。What's the crack(craic)?という挨拶が日常的にあります。crack/craicの意味は楽しい時間や楽しいこと、という意味なので、「何か楽しいことあった?」ぐらいの意味です。

そして、アイルランドでHow are you?と聞くと、I'm grand. という返事が返ってくることがよくあります。「元気です。」という意味です。

さらに発音ですが、口を開けずに音がこもった感じなので、非常に聞きづらいです。聞き取りづらいうえに、早口な人が多いのでさらに大変です。

ただ、早いから聞き取れないというよりは、こもっているからといった感じなので、慣れるまでひたすら聞き続けて音に慣れるしかありません。

地方に行くほど訛りが強い傾向にあり、ゲーリックという独自の言葉を話す人たちの英語の訛りも聞き取りにくいことが多いです。

また、アイルランドでは、スペルに忠実に発音する傾向があるため、アイルランドの都市であるDublinはドゥブリンと発音したり、Wednesday(水曜日)のdも発音する人もいます。

日本人にはなかなかなじみのない訛りですが、じっくり耳を澄ませて聞いていると面白いですよ。

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