トリノの近郊、サヴォイア家の王宮はシンプルでエレガント【イタリア】

北イタリアの主要都市であるトリノ。
トリノは、イタリア王となったサヴォイア家の本拠地です。
そのトリノから北西に10キロほど行ったところにあるヴェナーリア・レアーレに、サヴォイア家の美しい宮殿が残っています。




北イタリアの山岳地帯を中心に勢力を持っていたサヴォイア家。
ローマやフィレンツェ、ミラノといった大都市に残る文化や芸術と比べると、サヴォイア家が残した文化はシンブルな感じがします。
その極め付きのシンプリシティが、白を基調にした大広間（Galleria Grande）です。
17世紀に建設されたヴェナーリアの宮殿を語るとき、この美しい大広間は外せません。
庭園をはじめ見どころが多いヴェーリア宮殿を訪れる人の目的は、この大広間にあり。




ちなみに、ヴェナーリア宮殿には広大な庭園もありますが、こちらもごくシンプル。宮殿内の見学に疲れた人は、庭園で思い思いに寝転がって休息しています。
宮殿内にあるバールでおやつをするのも一興。
1997年にユネスコの世界遺産になったヴェナーリアの宮殿、ゆっくり散策したいときにはおススメです。