初夏の陽気が漂い始める頃、ラディッシュの季節も始まります。
大半が赤く、根に近い部分が白い円柱型のものや、全体が濃い赤色で球体のものなどが並びます。
ボット(Botte=束)で店に並びます。
成長が早い分消費もすぐ、という野菜なので店によっては夕方になると二束三文で売られることも。

 そんなラディッシュの食べ方をいくつかご紹介しましょう。
まずは身の部分を丸のままドレッシングに付けて食べるスタイル。色が鮮やかなので、ホームパーティのアペリティフの1品としてもよく登場する食べ方です。

 そして薄切りにしてサラダに混ぜて食べるスタイル。
1つ1つ切るのが少し細かい作業ですが、具の中に混ざっている小さいまん丸のラディッシュはまた素敵な彩を添えてくれます。




 最後にフランスらしい?食べ方が、バターと塩を付けて食べるというものです。
ラディッシュを食事用ナイフで半分に切ったらお皿の端に用意した塩を、切り口の水気を利用してほんの少しだけ付けます。
そこにナイフでバターをチョイと付けて食べるのです。
付け方はそれぞれの家の習慣もあるかもしれません。

 小さなラディッシュを持ち、ナイフを慣れた手つきで操る様子を見ると、やはりここはナイフとフォークを使う国だと実感できることでしょう。
この食べ方であれば自ずと早食いにはなりません。
 ラディッシュの大きさに対してバターの量がボリュームたっぷりの人もいますが、たまには細かいことは気にせず季節の味を楽しむのもよしとしましょう。


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