日本に行ったことのあるカナダ人は「外で酒が飲めるなんて最高だよね」と口をそろえて言います。祭りの屋台でビールを買ったり、チューハイ片手に花火を見たり…というような、日本の夏の風物詩はバンクーバーでは夢のような話。なぜなら、外でアルコールを飲むことは法律で禁止されているからです。

カナダは日本に比べて、アルコールの購入に対する規制が厳しい国です。まずバンクーバーでお酒を買おうとすると、リカーストアに行く必要があります。日本のようにコンビニやスーパーで気軽に買うことができません。(スーパーで手に入るのはノンアルコールか料理用のみ。)購入の際は年齢確認必須で、パスポート、運転免許証、名前が印字されたクレジットカードなどのうち二点の提示が要求されます。また、付き添いでレジに並んでいるだけでもIDを要求されます。

一方、飲酒運転については日本よりゆるい傾向があります。日本では絶対的に禁止されている飲酒運転ですが、カナダではアルコール濃度の規制がゆるいので多少許容されています。飲酒運転より外での飲酒が危険視されるカナダ、日本人としては不思議な感覚ですね。

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