リスボンからの日帰り旅行先で人気のシントラには、王宮やペナ宮殿、ムーアの城跡など見所がたくさんあります。朝の8時ごろにリスボンのロシオ駅を出発すれば、シントラ観光を9時に開始できるので、たくさん名所を見たい人は朝早めに動き出すのがポイントです。

シントラ観光は観光名所を3ヶ所ほどに絞れば、ランチの時間を含めても午後2時くらいには見終わります(移動全部にバスを使わずに、例えばシントラ駅から王宮までの10分を歩いたり、ペナ宮殿からムーアの城跡まで5分歩いたりすることで、バスの待ち時間を短縮することができますよ)。

午後の時間が余ったら、ぜひ行ってほしいのがヨーロッパ最西端の岬、Capo da Roca(ロカ岬)です!シントラからバスで40分ほどですが、その道のりもポルトガルの田舎道を通っていくので、天気がよければ素敵な風景が楽しめます。



ロカ岬
ロカ岬



ロカ岬自体はヨーロッパ最西端を記した記念碑と、インフォメーションセンターのみの、こじんまりした場所なのですが、一日中観光客がひっきりなしに訪れます。記念碑にはポルトガルを代表する16世紀の詩人カモンエスの叙事詩『ウズ・ルジアダス(ルシタニアの人々)』からの「ここに地終わり海始まる」という文が刻まれていて、何だかロマンを感じさせる場所です。本当に目の前に広がる大西洋が圧巻なので、天気に恵まれていれば絶景が望めます!

ただ、ロカ岬に着いたらすぐに帰りのバスの時間を確認しておきましょう。シントラへ戻るバスとカスカイスへ向かうバスの2つがありますが、30分おき(時間帯によっては1時間おき)しか来ません。ロカ岬自体は大西洋と記念碑以外には見所はそれほどなく、私も30分の滞在で十分でした。

30分でも記念碑スポットから少し外れた遊歩道を歩く時間も十分にありますし、インフォメーションセンターに戻って中を少し見る時間も余裕であります。とんぼ返りのような滞在になりますが、十分にロマンあふれるロカ岬の景色を楽しめますよ!


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