チチェンイッツアやウシュマル遺跡などメキシコには、マヤ文明に関する遺跡が非常に多くあります。
そんなマヤ文明の遺跡を見ていくときに注目してほしいのが天文学です。

マヤの遺跡には必ずと言ってよいほど天体観測することができる場所がありました。
そして、その結果を元にして計算し、恐るべき数学力を誇っていました。

例えば、チチェンイッツアのピラミッドの階段は91段です。
なぜこのような段数になっているのかというと、91段が4か所で合計364段になります。さらに頂上の台座が1段あるので併せて365段になります。

この数字をピラミッド建設する前から分かっていたというのだから恐るべき数学力です。
ちなみにマヤの数学では、二十進法を採用しており、二十までカウントすると1つ繰り上がります。

マヤ文明の遺跡では、この名残を見ることができるものも多く、二十や二のくくりでものが作られているところを見ることができます。
せっかく遺跡を見るのであれば、そんな古代の数学ロマンを感じながら見学すると面白い発見ができます。


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