インドネシアは世界で最も華人が多い国で、移民等の歴史から正確な人数は不明なものの、その数は600万人から1000万人だといわれています。
彼らはインドネシアの経済で、歴史的にも現在も絶大な存在感があります。
食の面も然り。焼き飯「ナシゴレン」や焼きそば「ミーゴレン」、鶏麺「ミーアヤム」、チャプチャイ「野菜炒め」など、インドネシア各島のローカルたちの生活に溶け込んでいる料理も多数あります。




ここバリ島は、世界中からの観光客だけでなく、インドネシア国内の大都市から多くの華人が休暇で訪れる旅先でもあります。
空港に近いクタの町中やデンパサール市街には、彼らを主な顧客とし、華人の強いネットワークを感じさせられるようなホテルや土産物店、レストラン等が多くあります。




インドネシア語で「ブブール」と呼ばれるお粥も、華人をルーツとする料理のひとつ。ローカル市場や屋台でも見かけるインドネシア定番の日常食ですが、レストランもあります。

特に、バリ島内に複数店舗を展開する「老大(ラオタ)」は、お粥が美味しい事で知られる老舗レストランです。
炒め物や揚げ物、ローストチキンなどの本格中華メニューも美味しいですが、ここで一番の人気メニューといえばなんといってもお粥です。




大きめの器満杯に盛られた白いお粥の底に、ゴロゴロと鶏や海鮮などの具材が隠れています。
一人で食すよりも、何人かでシェアして食べるとちょうどよい量です。
炒め物や揚げパンなど他のメニューの味付けもお粥との相性が抜群。
お粥単品も良いですし、色々オーダーして味のバラエティを楽しむのも良いでしょう。

暑いバリ島の滞在で胃腸が弱った時や、あっさり消化の良いものを食べたい時には、具材の出汁の効いた優しい味の中華粥がおすすめです。



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