日本では職場の制服を着て通勤している人は、マイカーの場合はあるかもしれませんが、電車やバスではあまりいないように思います。
しかしタイでは一般的です。

飲食店名や自社サービス名のロゴが大きく入ったポロシャツやTシャツを着て、堂々と電車やバスで通勤している人をよく見かけます。
あぁあの人は〇〇で働いているんだなとすぐ分かりますが、周囲の人は特に気にしていません。

制服を着て通勤や活動をして何も問題がなければよいのですが、数年前に考えさせる出来事が起こりました。

あるデリバリーサービス会社の社員がその社名ロゴ入りジャンパーを着た状態で、とあるデモ活動に参加しました。
もちろんデモと会社は何の関係もありませんが、その彼の映像はテレビなどでデモ活動が報道される際に一緒に映ってしまいました。
その結果、会社は彼を解雇します。

日本人からすると解雇もやむを得ないかなと感じる事案ですが、タイの世論は違っていました。
会社のジャンパーを着ていただけで解雇するなんて、と会社側が批判されたのです。

これ以外にも、医療系の仕事をしている人がたまに手術着のような服で街中を歩いていることもあり、制服に関するお国柄の違いを感じてとても興味深いです。


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