パリをはじめフランスの大きな街での引っ越しは一苦労です。なぜならアパルトマンのエレベーターはとても小さく、大きな家具はとても入らないからです。

昔のままのエレベーターはレトロでかわいらしい反面、便利さにかけるのも事実。3人も乗ればいっぱいになってしまうほど小さなエレベーターも珍しくなく、引っ越しにはとても不便です。

また、エレベーターがあるアパルトマンならまだいいですが、エレベーターがないアパルトマンもたくさんあります。パリのアパルトマンは高くても7階ほどですが、家具を運ぶにはなかなか大変な高さです。



そこで登場するのが、長いハシゴを装備した引っ越しトラック。ハシゴの先には荷台が付いていて、家具や荷物を載せることができます。ハシゴを窓まで伸ばし、家具を窓から外に出すのです。家具を傷つけるリスクも少なく、効率的な方法です。

しかしその分費用も高くつきます。階段やエレベーターを使って自力で運びだすか、お金を払って業者にまかせるか、どちらも一長一短で悩ましいところです。

昔のままの街並みが美しいパリですが、やはり景観の美しさと利便性の両立は難しいとつくづく感じます。

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