ベトナムのお正月は「テト」と呼ばれています。1年の中で一番重要なイベントです。そこでベトナムの「テト」についてご紹介します。

「テト」は中国と同じように旧暦でお祝いをするので、毎年日にちが異なります。テトは一昔前の日本のように、故郷で家族と共に過ごすのが一般的です。その為、お店は一週間ほどお休みになります。

この時期に観光でベトナムに来られても、ゴーストタウンとなった街が見られるだけで、楽しめる要素は何もありませんので気をつけて下さい。

南部のホーチミンでは町中が黄色と赤で染まり、お祝いムード一色です。黄色い梅は幸福をもたらす縁起物のようで、日本の門松のような感じで飾られています。また、獅子舞は商売繁盛を願い町中をねり歩きます。もしかしたらテト中に遭遇するかもしれません。






また、お年玉の文化もベトナムにはあります。子供はもちろん、会社では社員に「今年一年、ご苦労様でした。来年もよろしくね」と期待を込めてお年玉をあげるそうです。このお年玉で家族に美味しいものでも買って、故郷へ帰るのがベトナム人サラリーマンのお正月です。

万が一、お年玉をあげなかった場合は、そのまま故郷から帰ってくることなく、仕事を辞めてしまうこともあるようなので、日本人経営者の方はくれぐれも忘れずにお年玉を渡してあげて下さい。

「テト」前は町中が準備に追われて大忙しですが、スリなどが一年の中で一番多発する時期でもあります。お財布だけでなく携帯電話やタブレット端末など、お金になりそうな物は全て盗まれる対象になっているので、十分に気をつけてお過ごしください。

2017年のテト元旦は1月28日(土)で、テト休みは1月27日(金)~1月31日(火)です。

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