フランスの2023年3月。
次のストライキの日程が決まると公共交通機関を利用する人々は往復の足確保に時刻表とにらめっこする日が断続的に続く季節の変わり目を迎えました。
3月の最終日曜日は夏時間になる月です。
この時期になると毎年のように夏時間(又は冬時間)廃止の世論を盛り上げようという動きを見聞きしますが、2023年時点ではアナログの時計の針を1時間早める作業は続けられています。

 3月、ブルゴーニュの町の風景も春の様相に切り替わっていきます。
例えば冬の間休止していたディジョン市ではウィルソン(Wilson)広場の噴水が始まったこと。
冬の間は乾いた水溜の底が落ち葉で覆われていた風景が、これで一気に活気を帯びるのです。
ウィルソン広場はフリーマーケット等のイベントも開催される広さがあるのでこれからの季節、噴水周りには散歩の親子や犬を連れた人々がどんどん増えていきます。

 さてこのウィルソン広場にあるような大きな噴水の周りを歩くときのちょっとした注意事項を。
高く上がった水のしぶきは常に空気中を霧状に舞っています。
夕方涼しくなった頃ちょっとした風が通り抜け、その風下に居合わせたら全身に強めの霧吹きを浴びせられるのです!
風の流れを読みながら形を変える噴水を楽しみましょう。


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