少しずつ暖かい日が増えてきたパリで、先日開催されたのがパリマラソン。パリマラソンは毎年4月に行われるフルマラソンレースです。

前回の記事では、パリマラソンのコースの前半をパリの名所と共にご紹介しました。今回はコース後半をご紹介していきます。



パリ市民の憩いの場、ヴァンセンヌの森を通り抜けてパリの街なかへ戻ってきたあたりで、レースは後半へと差し掛かります。

まずはじめは、前半にも通過したバスティーユ広場を再び目指します。バスティーユ広場は、フランス革命のきっかけとなったバスティーユ襲撃事件の舞台として有名です。



バスティーユ広場からはセーヌ川へ。その後は、ブローニュの森を目指してしばらくセーヌ川沿いを走り続けます。セーヌ川沿岸は世界遺産にも登録されており、有名な観光地や名所がたくさんあります。



最初に見えてくるのはノートルダム大聖堂。現在も火災による損傷の修復作業が続いていますが、ファサードの2つの塔は川を挟んだ場所からもよく見えます。



ノートルダム大聖堂の先には、パリ観光には欠かせないルーヴル美術館とオルセー美術館の2つが現れます。どちらも規模の大きな美術館なので、遠くから見ても存在感があります。

そのあとは、現在は改修工事中のグラン・パレ、その向かいのプチ・パレ、絢爛豪華なアレクサンドル三世橋と、人気観光地が続きます。

そしてその先に見えてくるのが、パリを象徴するモニュメント、エッフェル塔。このあたりが30キロ地点となります。



エッフェル塔の後は、パリの高級住宅街16区のオスマン様式のアパルトマンを右手に眺めながら、さらにセーヌ川沿いを進みます。

35キロ地点からはブローニュの森に突入。ここまで来ると、ゴールまであともう少しです。ブローニュの森を走り抜けたあとは、再び16区の街へと戻ります。閑静な住宅街を通り、最後はフォッシュ通りでゴールです。



後半はセーヌ川沿いを走るため、たくさんの観光地を眺めながら走ることができます。レースはきつい時間帯へと差し掛かってくるため、ランナーたちが景色を楽しむ余裕があるのかはわかりませんが、こうしてマラソンコースを見てみるだけでも、パリが多くの名所を抱えていることがわかりますね。

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