フランス国鉄の普通列車には自転車を搭載できるスペースがいくつか設けられています。
前輪を持ち上げて引っかけるタイプはコツを掴めてもちょっと力が必要です。
太いバンドが張られているタイプは固定が簡単ですが、置ける台数は限られます。

さて昨今の時間短縮や節約の傾向でしょうか、自転車持ち込みで電車に乗る人口が増え、車内の駐輪スペースのキャパシティを越えることが頻発し、ちょっとした問題になっています。
既に通勤時間帯、乗降に支障をきたしているためフランス国鉄は何らかの解決策を迫られているところです。
では車両を増やせば良い、といってもそうそうすぐに手配は難しいのでしょう。




さらに少し前からはキックボードも車内で良く見かけるようになりました。
こちらのキックボードといえば2023年4月、パリで乗り捨てできるレンタル電動キックボードのシステムをやめさせるという見解がまとまりました。
全投票数のほぼ9割が市民の日常生活に迷惑をきたしている、と判断したのです。
実際地方の街でもキックボードのレンタルシステムがありますが、歩道の真ん中など通路上に置いてある状況は、今後安全面でも問題提議される可能性がありそうです。

 公共の空間を皆が気持ちよく利用でき、財布にも環境にも優しく且つ時間短縮に役立つ移動手段。
今後も模索が続いていくことでしょう。


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