バリ島の中でも近年注目スポットとして世界中からの観光客であふれるチャングー地区ですが、問題は道路交通事情です。
空港のあるクタ方面とチャングーをつなぐ道路といえば、昔からのクネクネした、自動車2台がすれ違うのもやっとというくらいの細い道2本。
バリ島の中でも最も混雑するエリアになっています。
例えば、チャングーから空港まで、以前は自動車で40分程度だったのが、現在は平均して2時間、通勤時間帯にかかると4時間かかることも珍しくありません。




そんな中、チャングーと、クタ、ジンバランを通り過ぎた先・ブキット半島ウルワツ近くにあるパダンパダンビーチを結ぶ海上交通が就航されるようになりました。
1日に往復5便の連絡船です。
自動車だと、渋滞なしでも1時間以上かかる道のりを、40分ほどで行くことができます。

ただ、連絡船とはいっても、使用される船はローカルの漁船で、港は砂浜。
波打ち際から腰くらいまでバシャバシャと海水に濡れながら乗船しなければなりません。
また、道中もかなり潮しぶきがふりかかってくるとのことで、中には雨合羽を羽織って乗船している人もいるそうです。
ビーチサンダルに水着と、ウインドブレーカーなど風よけに羽織るものを持って行くのがよさそうです。
手荷物は濡れないように、プラスチックのケースに預けることができます。




チャングーもパダンパダンビーチも、到着後にタクシーが待っているような場所でもないので、到着後ビーチから移動したい場合は、バイクタクシー等の交通手段を確保する必要もあります。

そんなこんなで、自動車での移動に即、取って代わるというわけにはいきませんが、伝統的なローカルの漁船に乗ってバリ島の沿岸を海から眺めるアトラクションとしてなら大いに楽しめるのではないでしょうか。
バリ島旅行の思い出のひとつに、この古くて新しい海上交通はいかがでしょう?

利用には予約が必要で、オンラインで予約することができます。
また、天候により欠航となる場合があるのでご了承くださいとのこと。

Go Boat
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