出かけようとしてたところに大家さんのお母ちゃんに呼び止められる。

「ちょっと、この写真を撮ってうちの娘に送ってくれない?」

で、撮影したのがこちらです。パンジャーブスーツ。

北インド、特にパンジャーブ地方の民族衣裳で、今はサリーをやめてパンジャーブスーツを着る人が一般的になりました。サリーはもう大変だから着たくない、でも洋服はハイカラすぎて着られない。なのでパンジャーブスーツを着る。そんなポジションを獲得しています。

さて、このパンジャーブスーツ用の生地、見てお分かりかと存じますが、襟飾りがもう出来上がってます。この襟飾りに沿って首周りを切り取り、あとは各々の体型に合わせて両サイドを切ればいいという合理的な作りになっています。

たいていのパンジャーブスーツはこの様に襟が出来上がった上着用布と、サルワー(パンツ)用布、そして同じデザインで素材違いのドゥパタ(スカーフ)が1セットになったものを購入するのが一般的です。

そう、出来上がりの服ではなく、生地を購入し、自分で仕立てるか、仕立て屋で仕立ててもらうのがごく一般的なんですね。

一見面倒くさいイメージですが、パンジャーブスーツは体にジャストフィットで着るものなので、仕立てた方が着たときのシルエットがキレイです。また、仕立て代が安いのもポイント。町内に必ず仕立て屋が1軒はあるのでそこで採寸して作ってもらいます。


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