秋になると日本もキノコのシーズンになる様に、スペインもキノコのシーズンが始まります。
日本のスーパーには常時数種類のキノコが並んでいますが、スペインでは、通常はマッシュルームとヒラタケがあるくらいで、たまに「しいたけ」が並ぶ程度です。

しかし、秋になると八百屋産だけでなくスーパーマッケットにも天然物のキノコが並び始めます。
シーズン限定で並ぶキノコの中でも一番目を引くのが「ニスカロ」です。
日本ではあまり目にする事はないかもしれませんが、和名を「初茸」といい、日本でも松林などに自生しているので、キノコ狩りをされる方はご存知科と思います。

このキノコ、スペインでは高級キノコとして知られています。
マッシュルームが1kgで2.50ユーロ(300円)程度なのに対し、ニスカロはなんと1kgで22ユーロ(2,700円)程度と10倍近く差があります。
このニスカロ、カサの部分に傷がつくと「血」の様に赤い汁が出て、傷口がカビが生えた様な緑色に変色するので、一見食用になるとは思えません。
しかし、見た目に反しておいしくて、シャキシャキとした食感はクセになります。
シーズン中はレストランでも食べる事が出来る事もあるので、見かけられたらぜひ食べてみて下さい。


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