タイの水は硬水です。
日本の水は基本的に軟水のため、タイで生活すると日本にいた時にはなかった悩みが発生します。

大きく分けて2つあるのですが、1つが髪やシャンプーに関するもの。
硬水で髪を洗うと髪がギシギシゴワゴワしてしまうのです。
これは、硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムがシャンプーの界面活性剤と反応してできる物質が髪に残るためです。

かといって洗髪の頻度を減らす、というのもヨーロッパでは可能かもしれませんが、1年中夏のタイでは現実的ではありません。

また、日本のお気に入りのシャンプーをタイで使おうとすると、軟水で使用することが前提のため泡立ちにくいです。
タイで売られているシャンプーを使うと泡立ちは良いのですが、その分とても洗浄力が強いシャンプーになります。

もう1つの悩みは、硬水だと水垢、石鹸カスが出やすく掃除をマメにする必要があることです。
シャワーを使用した後にすぐ浴室のガラスを掃除しないと、すぐにミネラルの痕が残ってしまいます。
そのため蓄積した水垢や石鹸カスをとる強力な洗剤がタイではたくさん売られています。

こうした硬水の悩みから、バンコクでは浴室用軟水器の販売やレンタルをしている会社がいくつかあります。
日本から軟水シャワーヘッドを買ってきて取り付けている人もおり、多くの日本人が硬水の悩みを改善しようと試みています。


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