ニュージーランド人と日本人の文化の違いには驚くことが多々ありますが、もっともショッキングなカルチャーショックの一つに、“食器についた洗剤をすすがない”というものがあります。
ニュージーランド人が全員そうだとは言いません。
最近は、食器洗浄機がある家も多いので、その場合はちゃんと洗剤はすすがれているはず。でも、ニュージーランド家庭では結構な割合で、洗剤をすすがずに、そのままキッチンクロスで食器を拭く人が多いです。

洗い方としては、シンクに洗剤を入れてお湯を張り、その中に食器を入れて洗います。
ここまでは異論はないでしょうが、その後、すすぎをスキップして、泡がたくさん付いたまま水切りラックに食器を置いて乾かす、又はキッチンクロスで泡ごとふき取ります。

ニュージーランド人の感覚としては、昔からその方法だし、その方が水垢が付かない、少しくらいの洗剤は身体に入っても大丈夫という意識があるようです。
しかし、人によっては、食器を使う前に一度水洗いする人もいるのだとか。
衛生的とは言い難い事実ですが、ニュージーランド家庭で食器をすすがない場面を見ても驚かないように、文化の一つとして覚えておくとよいでしょう。


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